特集1 新年のご挨拶 新年のご挨拶

親しみやすく、誇りある日置市を目指して

永山由高日置市長

日置市長 永山由高

 新年あけましておめでとうございます。

 日頃から市政運営に対し、市民の皆さまの温かいご理解とご協力をいただいておりますことに深く感謝申し上げます。

 昨年を振り返りますと、5月に日置市長に就任後、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に最優先で取り組んだ一年であり、ワクチンについても市民の皆様にお願いし、8割を超える方が2回の接種を終えました。

 新型コロナウイルス感染症については、引き続き気を緩めることなく、全職員で連携を取り合いながら、対策を進めてまいります。

 また、昨年は、8月の強い長雨による被害が市内で起こるなど、災害対応に追われた一年でもありました。

 市民の皆様が今後とも災害から生命や身体、財産を守るためにも、日頃から災害時の迅速な行動や的確な判断の訓練などを行い、災害対策に万全を期してまいります。

 明るい話題としましては、昨年12月、市の関係人口とのつながりをつむぐ「ひおきとプロジェクト」の一環で、地域住民が改修した空き家に、移住希望者が滞在できる「お試し住宅」事業を開始いたしました。

 一人でも多くの移住者を確保するとともに、交流人口の拡大を図ってまいります。

 今年の主な動きについて申し上げます。

 農林水産業の振興については、今年は、本県で第12回全国和牛能力共進会が開催されます。この大会は、全国の優秀な和牛を5年に一度、一堂に集めて、改良の成果やその優秀性を競う大会であります。

 市としましては、市内の畜産農家の様々な取り組みを支援するとともに、全国から多くの来場者が予想されることから、市の観光についても幅広くPRしてまいりたいと考えております。

 また、今年3月には、全国オリーブサミットinひおきが開催されます。

 本市の「オリーブ6次産業化」の取り組みを全国にPRする絶好の機会としてとらえ、多くの自治体と情報交換を行い、日置産オリーブの魅力を高めてまいります。

 今年、(仮称)東市来ドームが完成いたします。スポーツを通して市内外から交流人口の拡大に取り組むとともに、災害時には、市民を守る防災拠点として活用してまいります。

 また、江口蓬莱館ならびに城の下物産館を民間譲渡し、4月1日から民間事業者による運営が始まります。今後も、公共施設の民営化を進め、民間活力活用の推進を図ってまいります。

 引き続き、私のマニフェストに掲げた、「コロナ対策」、「地域福祉」、「子育て支援」、「全世代の教育・学び」、「産業活性化」、「オール日置」、「景観・環境・防災」、「財政・行政運営」の推進について全力を注いでまいります。

 結びに、これまで同様に、市民の皆さまの市政への一層のご理解とご協力を賜りますようお願いするとともに、この一年が幸多き良い年となりますようお祈り申し上げまして、新年のごあいさつといたします。

更なる一体感の醸成と、持続可能な日置市の未来に向けて

池満渉日置市議会議長

日置市議会議長 池満渉 

 新年あけましておめでとうございます。

 市民の皆さまには、輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 しかし、いまだに「コロナの影響が続いている」という方々もいらっしゃると思います。これまで政府のコロナ対応としての飲食や行動の制限などが繰り返される中、国民の皆さまの努力により感染者数は減少してきていますが、まだ暫くの警戒は必要です。

 さて、昨年は日置市議会議員選挙があり「新たに20人」で、スタートしました。新市長の政策が市民のためになるよう議論・監視し、これからも「市民の代弁者」として、議会活動に精進して参ります。改めて、市議会に対するご理解とご協力に深く感謝申し上げます。

 新型コロナウィルス感染拡大は、平時が当たり前でない事、災害などへ早めの準備の必要性を教えてくれました。そのような中で開催されました「東京オリンピック」は、大会の延期やコロナ感染症対策など困難を乗り越えた中で国民に感動を与えましたし、昨年2月の県下一周駅伝大会で49年ぶりに“日置チーム”が総合優勝できたことは、私たちの誇りであり同時に多くの市民に勇気を与えてくれました。

 また昨年は、小中一貫教育の「日吉学園」が開校し、併せてタブレット端末や電子黒板などICTの活用で教育のデジタル化が進み、子どもたちの教育環境も格段に変わります。国においても循環型社会の実現に向けて、岸田政権が「地球資源を次世代に」と目標を掲げ、本市も「2050年脱炭素社会の実現を目指す」とする“ゼロカーボンシティ”を9月に表明し、その責任の一端を担うことになります。

 今、コロナ禍を契機に「何が必要でどう活かし、何を効率化するか」を見極める時であり、人口が減少していく中で、全ての人が参画して、ふるさとの存続に、知恵を出さねばなりません。

 そして、日置市全体の更なる一体感を醸成し、有効で効率的な振興策の推進に向け持続可能な日置市の未来に向けて、行政当局と一体となって議論し取り組んでいくことが議会の責務です。そのための、議員個々の能力を高める研さんも続けて参ります。

 最後になりますが、市民の皆さまに信頼していただける議会を目指して、本年も議会一体となって活動の充実に邁進して参りますので、変わらぬご指導をお願いするとともに、令和4年が市民の皆さまにとって幸多い輝かしい1年でありますように心からご祈念申し上げまして、新年のご挨拶といたします。