International Hioki 国際交流だより
イム アルムさん
出身地:韓国
韓国はキム王国!?!
アンニョンハセヨ〜!日置市に住んで半年以上がたちました。最近の私のマイブームは、日本の変わった名字を見つけることです!そこで、まず韓国の名前について紹介したいと思います。
韓国には約290種類の名字があります。何十万個も名字の種類がある日本と比べると、とても少ないですね。韓国の名字ランキング上位3位までの名字は、キム(金)、イ(李)、パク(朴)ですが、この3つの名字だけで人口の4割を占め、「キムさん」はなんと1000万人以上います。ちなみに韓国の人口が約5200万人なので、名字が思い出せない人がいる時は「キムさん」と呼べば2割の確率で当たります!たすかりますね。
韓国人の名字にはいくつか特徴があります。
現在はハングルが主流ですが、昔は韓国も「漢字」を使う国でした。そのため、昔から受け継がれてきた名字は必ず漢字表記があります。ですが、今は名字もハングルでみんな書きます。名前の部分は漢字表記がある人と、ハングル表記しかない人がいます。私の名前は「林(イム)アルム」ですが、アルムは漢字では書けない「ハングル」表記の名前なので、日本語で書くときは名前だけカタカナで書いています。
もう一つの特徴は一文字の名字がほとんどだということ。二文字の名字は13種類しかなく、初めて2文字の名字の人に会ったときは、つい名字の2番目の字を名前にくっつけて呼んでしまう失敗もしました。
最後に韓国で一番珍しい名字を皆さんに紹介します。「汁」と書いて「チュプ」という名字です。韓国でも数名しかいない名字ですが、面白いことにこの名字の由来は「辻」という日本の名字です。日本人のお父さん(辻さん)と韓国人のお母さんの間で生まれた辻さんは1954年韓国に帰化する際に、当時「辻」という漢字が韓国にはなかったため、形が似ている「汁」を使い、その漢字の韓国式読みの「チュプ」さんと呼ぶようになったそうです。
日本にもたくさんの珍しい名字があるので、珍しい名字をお持ちのかた、是非声をかけてくださいね!
ヨロブン、トマンナヨ〜(みなさん、また会いましょう!)