農林水産課だより 農業の担い手創出!その方法とは

農家とアプリでマッチング!

スマートフォンアプリを使って、農家と農作業アルバイトをマッチングさせる求人形態が北海道、東北地域のJAを中心に広まっています。本市では東市来の農事組合法人田代ビレッジが、鎌倉インダストリーズが提供する1日バイトアプリ「デイワーク」を利用して、労働力の確保に取り組まれています。

田代ビレッジの取り組み

田代ビレッジは日置市東市来町の東部に位置する水稲作が中心の田代地区で、高齢化で農家が管理できなくなった農地を活用して、水田転作を中心とした営農を展開している集落営農法人です。田代地区は中山間の狭小な農地が多く、兼業農家の増加や高齢化による担い手不足が進み、耕作放棄地の発生が危惧されています。田代ビレッジ、大豆30ヘクタールとソバ10ヘクタール、ミシマサイコ30アールを栽培し、常雇用者である農場長と従業員1人で栽培管理をしてきました。

しかし、従業員不足に陥り、集落内の住民も高齢化のため、今まで臨時的に作業に来ていただけたかたがたの協力も見込めなくなり、1日バイトアプリで募集しました。

作業は畦畔の草刈りとミシマサイコの草取りで、1日バイトのアプリを使って臨時的な労働力の確保に取り組んでいます。5~10月までの間の利用実績を見ると、アプリに募集をかけられた日数が延べ37日で、実際求職者とマッチングし、作業できた日数が26日となりました。

12月にもこのアプリを使って、大豆の収穫調整作業で求人募集していく計画で、今後も「デイワーク」を活用していく意向です。

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障がい者福祉施設と農家の連携!

障害を持ったかたがたが農業に農業に従事する「農福連携」の取り組みが日置市でも始まっています。障害をお持ちの方も仕事を行うことは可能であり、労働力が不足しがちな農業分野においては、地域の貴重な戦力です。仲村雅農園(2千500平方メートルのビニールハウスでいちごを栽培しています)において「就労継続支援A型事業所“夢の里”」のメンバーがいちごの栽培管理に取り組くんでいます。

仲村雅農園の取り組み

仲村雅農園は伊集院町中川でいちご栽培を初めて6年目、今年は主に3人のスタッフさんと、外部の農業法人の方が働かれています。フルタイムではなく、勤務日時をお互いに話し合いながら決める雇用形態です。

“夢の里”からは、基本的に4人のスタッフさんに週1~2回、8時~11時ごろに来てもらいました。(4月ごろお話をいただき1カ月間ほどの期間です)

勤務内容は、主にいちご苗の手入れです。手入れとは、古い葉を除去し、葉をよけて花、実に日光が当たるようにする作業です。目的は、通気性の確保、生育促進、ミツバチの受粉促進の他、いちごが日光を浴び綺麗な赤色になるなど、栽培には欠かせない大事な作業です。作業の目的、方法を伝え、最初は一緒にやってみることで、仕事への理解が深まり、仕事の結果については双方が満足する内容になりました。

課題は暑いハウス内での体調管理です。スタッフさんの管理は“夢の里”で行いましたが、4月は30度を超えることもあり、作業時間を朝の時間に変更し、水分補給や涼しい服装の着用、十分な休憩をお願いされました。スタッフさんは礼儀正しく一生懸命で大変助かりました。

できない仕事もあるとのことですが、お互いに理解を深め、認め合い、今後とも良いおつきあいが継続する意向です。

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