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アクション:こころの健康について考えよう

8月19日、子育て講演会兼こころの健康づくり講演会が行われました。スマホ依存防止学会代表の磯村毅医師に、スマホ・ゲーム依存について講演していただきました。

スマホの何がいけないの??

スマホやタブレットの使用により、子どもたちの「脳の育ち」が阻害・障害されることが分かっています。

前頭葉が障害されると

  • 相手の気持ちが分からなくなる
  • 切れやすく感情的になる
  • 勉強や仕事に集中できなくなる …など

ドーパミン神経系が障害されると

  • 楽しさ・嬉しさ・意欲の低下=スマホ・ゲーム以外では楽しさなどが感じられなくなる
  • スマホやゲームが気になり他のことが手につかなくなる …など

保護者の悩み「では何歳ごろから持たせたらいいの?」

Q:スマホが悪影響と分かっていても、この時代学校の連絡などで必要になったり、子どもの安全のために持たせたい。何歳ごろから持たせてもいい??

A:せめて中学生の間までは持たせたくない…。

親よりも友達が大切になっていく思春期。仲間をつくるために勇気を出して、頑張って話す努力をする。コミュニケーション力が伸びる時期なのです。そこに楽にコミュニケーションが取れてしまうスマホがあると、成長の機会を逃してしまいます。

持たせる時期をできるだけ遅らせるよう周囲の保護者同士で協力するといいですよ!

参加者の感想

  • スマホが子どもに及ぼす悪影響は知っているつもりでしたが、ここまでの影響力があるものなんだと感じました。親同士で協力してスマホを持たせる時期を遅らせていきたいです。
  • 「脳の育ち」とスマホの関係性が理解できました。
  • 今、子どもは中2でスマホは持っていませんが、今後も親子でしっかり話し合ってこのまま頑張ってほしいと思います。

まめ情報

スティーブ・ジョブズは、我が子のスクリーンタイム(視聴時間)を厳しく制限していたそうです。ビル・ゲイツも子どもが14歳になるまではスマホを与えていなかったそうです。ITを専門としていた人だからこそ、スマホの与える影響を心配していたのでしょう