学校だより VOL.20

毎月1校ずつ日置市内の
公立小・中・義務教育学校の
特色ある教育をご紹介します

秋の校庭.JPG

秋の校庭

日置市立上市来小学校

創立 147年
校訓

なかよく かしこく たくましく

生徒数 36人
教職員数 11人
学級数 5(その内特別支援学級1)

上市来小学校は、日置市の北部に位置し、上市来地区、高山地区で構成されています。学校周辺には、水田・大里川・学校林(こけけの森)があり、日本の原風景を一望できます。校庭には、120年以上前からあるとされる大きなイチョウの木があり、「上いちょう」と名付けられ、緑陰での遊びや読書、銀杏拾いに落ち葉遊びなど、多くの自然の恵をもたらしてくれます。教育目標に「目標をもち、主体的で共に学び・考え・行動できる上小っ子の育成」を掲げ、地の利を生かし、保護者や地域の皆さまにご協力いただきながら、さまざまな教育活動に取り組んでいます。

「すてきな笑顔・明るいあいさつ」をキャッチフレーズに、1年生から6年生まで縦割りでの活動を大切にしています。常時活動としての委員会活動や清掃活動、時期に合わせて梅ちぎりや花植えなどの栽培活動、学校林(こけけの森)での落ち葉拾いや肥料作りなど行います。2月に行われる創立記念駅伝大会では、全校縦割りでチームを組み、田んぼの中のコースを分担して走り、たすきでつなぎます。各チーム目標タイム更新を目指して、上級生が作戦を練り、練習から張り切って取り組んでいます。自然豊かな地の利や上級生が下級生に教える人の利も生かし活動しています。

創立記念駅伝大会の様子.JPG

創立記念駅伝大会

また、1・2年生は、海の近い伊作田小と交流し、海で造形活動をしたり、学校林(こけけの森)で木の実集めをして作品作りをしたりします。また、校区内外の自然や友達と触れ合い、視野を広げる機会になっています。令和4年度から景観学習実践校として県の指定を受け、生活科や総合的な学習の時間に、校区内や県内から専門家を招き、他地域との景観の違いや上市来の特徴について学習しています。ICTを使って調べ・まとめ、友達と意見交換することで、上市来の景観のすばらしさを大切にしていこうとする学びにつながっています。

景観学習の様子.JPG

景観学習

これからも体験活動を通して、児童が一人一人主体的に学び、考え行動できる子どもの育成に努めてまいります。