男女共同参画の視点から考える 「多様な性のあり方」
多様な性について考えたことはありますか?
人の性のあり方は、「男性」と「女性」のどちらかしかないと考えていませんか。しかし、実際の性は簡単に分けることはできず、一人一人がグラデーションのように多様です。
私たちの「性のあり方」を構成している要素
- からだの性(生物学的性):生まれたときの身体的特徴などによる性
- こころの性 (性自認):自分が認識する自分の性
- 好きになる性 (性的指向):恋愛感情の対象となる性
- 表現する性 (性表現):ふるまいや服装等、自分を表現する性
LGBTだけではくくれない「LGBTQ+」とは?
- Lesbian(レズビアン):性自認が女性で、女性を好きになる人
- Gay(ゲイ):性自認が男性で、男性を好きになる人
- Bisexual(バイセクシュアル):女性も男性も好きになる人
- Transgender(トランスジェンダー):からだの性がこころの性(性自認)と一致しない人
- Queer(クイア):性的少数者の人すべて
- Questioning(クエスチョニング):自らの性のあり方について、わからない人や迷っている人など
- 「+(プラス)」:上記以外の多様な性
わたしたちは、誰もが「多様な性」の当事者です
性の多様性を表す言葉として、性的指向(SexualOrientation)と性自認(Gender Identity)の頭文字 をとったSOGI(ソジ)があります。LGBTQが性的少数者の総称の一つであるのに対して、SOGIは誰もが持っている性のあり方を意味しています。
自分には関係ないと思わずに、知っていくことから始めてみましょう。
人それぞれ姿や考え方が違うように、性のあり方も多様です。
性のあり方を正しく理解し、だれもが自分らしく生きることのできる社会をつくっていきましょう。