#地域おこし協力隊
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地域おこし協力隊だより今回は令和4年6月に着任したサキガケ日置市(移)民の2人の近況をレポートします。 吉永志帆サキガケ日置市(移)民 「移住して一年が経ちました!」 「ひおきと」のライターとして日置のグルメ記事を執筆しています。おかげで日置市内の美味しいグルメにたくさん出会う日々です。皆さんもおすすめの飲食店があればぜひ教えてください〜! 「ひおきマルシェ」に参加しました。「フラーゴラッド鹿児島」の選手やステージ前にお集まりいただいた皆さんと一緒に休操をしました。たくさんのご参加ありがとうございました! フラーゴラッド鹿児島は総合型地域スポーツクラブ「F-Spo」を設置し、バレーボールアカデミーを開校しました。今後、幼児や小学生、シニア向けのプログラムも用していきます。 岡田香織サキガケ日置市(移)民 「2023年に入り、、、」 市内のマルシェに複数出店!実際に製品を手にした方の感想をいただく貴重な機会です。 製品は日置市のふるさと納税の返礼品にもなりました! 市内の物産館など数店舗での販売を開始しました。ぜひ探し みてくださいね。 今後取り組みたいこと 製品のバリエーションを増やして、身近に再生プラスチックを感じられるようなモノづくり 市民一人一人が自分なりの"プラスチック観”を持てるようなイベントやお話会 「ひおきと」ライターとして、日置市の魅力をどんどん発信 キャップの回収も引き続き市役所などで行っていますので、ご協力お願いいたします!
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こんにちは!地域おこし協力隊です日置市地域おこし協力隊の3人の活動を紹介します 山﨑将也戦国島津マネジメント軍師(よしとし軍議場) 地域おこし協力隊として就任後、新型コロナウイルス感染症の影響により、軍師としての活動も大きく制限を受けましたが、行動制限の緩和により、少しずつですが、よしとし軍議場を訪れてくださる方も増えてきました。軍師として、日置市が「戦国島津ゆかりの地」「武将になれるまち」として全国から認知されるために何をすべきか、日々考えています。 今年度の上半期は、地域学習の一環として、市内の小中学生、高校生が軍議場を訪れ、地域おこし協力隊の役割や軍議場での体験コンテンツ、地域歴史について熱心に話を聞いてくださいました。子どもたちが成長の過程で、戦国島津ゆかりの地としての地域歴史を理解し、地域愛を抱いてくれるよう、その一役を担っていきたいと思います。 中止続きだったイベントにも顔を出す機会が増えてきました。甲冑着付け体験では、甲冑を見にまとい刀を握ると、奥底に眠る武将魂が湧き出るように凛とした姿勢に切り替わります。VR体験では、目の前に広がる世界に驚きながらも、義弘公に果敢に挑み続けます。武将になれるまちを体現できるコンテンツを楽しんでもらうとともに、PRできる環境があることに感謝しています。今後も精力的にイベントなどに出陣していきます。 金〜月曜日は軍議場におります。甲冑・VR体験のほか、オリジナルグッズの販売もしています。皆さんの来場をお待ちしています。 吉永志帆サキガケ日置(移)民 サキガケ日置市(移)民の吉永志帆です。今回は、サキガケ日置市(移)民として活動を始めてからこれまでの活動の振り返りと、今後の活動についてお話ししたいと思います。 現在、日置市の魅力発信として「ひおきと」というウェブメディアで記事を書いています。主に「ひおき案内」というシリーズで日置市のおすすめスポットや飲食店の紹介をしており、市外の方には観光の参考に、市民の方にはより日置市を好きになるきっかけになればと思っています。また、スタッフとして所属している「フラーゴラッド鹿児島男子バレーボールチーム」の地域での活動も発信しています。日置市の皆様に「私たちのまちのチーム」として応援していただけるよう、これからも地域に根ざした活動を続けていきます! そして現在、新たな取り組みとして、健康教室の開催を予定しています。介護予防指導士という資格を取ったので、看護師として働いていた経験も活かしながら、皆さまと一緒に体を動かしたり、いつまでも健康でいられるような知識を学んだりできればと思っています。教室の開催情報は「お知らせ版」やポスター掲示する予定ですのでご確認ください。 皆さまにお会いできるのを楽しみにしています! 岡田香織サキガケ日置(移)民 六月に着任してから、日置市での暮らしを満喫しています!お手頃でおいしい食材を家で調理して、美山で買った器によそっていただくと、日置市に住んでいてよかったなあ、と実感します。最近は水泳がマイブームなのですが、プールに温泉が併設されているのもいいですね。温泉にこんなに気軽に入れるなんて、出身の東京では味わえない贅沢を日々満喫しています。 「プラスチックの人」としての活動も、着々と進めています。家庭から出るプラスチックごみや吹上浜に打ち上げられた漂着プラスチックを新たな製品に生まれ変わらせるワークショップや、プラスチック関係の映画の上映会などを企画しています。普段気に留めることの少ないプラスチックを、皆さんと楽しく感じられる機会を提供していきます。 また、皆さんにプラスチックごみを集めていただき、私がそのプラスチックで製品をつくって皆さんにお返しする、ベルマーク運動のような仕組みも準備中です。皆さん、プラスチックごみを集めておいてくださいね。試作の様子などを、インスタグラム(ID:okapi.plastic)などで発信しているので、ぜひご覧ください。 「こんなものを作りたい!」「こんなプラごみがあるんだけど、何かに使えない?」といったアイディアも、お待ちしています。いつでも、お気軽にお声がけください! プラスチックごみから作ったカラビナとコースター 市役所の回収BOXなどで回収したキャップ
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サキガケ日置市(移)民を紹介します地域活力強化の一歩「サキガケ日置市(移)民」としての移住者受け入れ 地域の持続的発展の担い手確保のためには、若者をはじめ、多様な立場の方が活躍できる環境づくりが必要です。日置市では、地域活力強化のための人材誘致・育成の先行モデルとして、「夢×移住×複業~+αで稼ぐ就業スタイル「サキガケ日置市(移)民」を募集しました。 サキガケ日置市(移)民は日置市が新たに取りくむ地域おこし協力隊で、日置市に移住し、これまでの都市部での職業経験やスキルを活かした地域資源活用に取り組みます。移住後、任期後の安定・継続した活躍のため、複業スタイルとし、日置市をフィールドに地域を限定せずに活動することは大きな特徴です。将来的には、地域資源を生かした新たな仕事への挑戦などが期待できます。 6月1日に、サキガケ日置市(移)民2人が着任しました。2人の対談の様子をお伝えします。 岡田香織さん 吉永志帆さん 岡田:吉永さん、鹿児島出身だと聞きました。地元はどちらなんですか? 吉永:姶良市で生まれて、大学卒業まで鹿児島で暮らしました。転勤族だったので、県内はあちこちに住みましたね。就職のタイミングで上京して、3年ぶりに鹿児島に戻ってきました。岡田さんはずっと東京にいらしたんですか? 岡田: 29歳の時に青年海外協力隊としてマレーシアに1年間いた以外は、東京都新宿区の実家にずっと暮らしていました。ジャングルの奥で、村の人たちと一緒に地域の特産品開発などをしていました。吉永さんは、東京ではどんなお仕事をされていたんですか? 吉永:看護師とイベンターを経験しました。スポーツが好きで、仕事でも関わりたかったので、スポーツ整形が有名な病院に就職して、オリンピックに関われるイベント会社に転職して、とアクティブに行動しましたね。今は「フラーゴラッド鹿児島」という、バレーボールチームで働いています。 フラーゴラッド鹿児島の選手。日置市がホームタウン。 吉永:岡田さんはプラスチックの再生をしているんですよね?どんなことをされているんですか? 岡田:ごみとして捨てられているプラスチックを新しい製品に作りかえようとしています。機械づくりをイチから習って、プラスチックのリサイクルのための機械を自作しました。ペットボトルキャップからコースターを作ったりできますよ。 吉永:楽しそう!ごみの再利用にもなりますし、素敵な取り組みですね。 岡田:サキガケ日置市(移)民として、日置市内で、皆さんと一緒にプラスチックについて学べるワークショップなどをしていきたいです。回収したり浜辺で拾ったりしたプラスチックを使って、なにか日置市のオリジナル商品ができないかな?とも考えています。吉永さんは、日置市で何をしたいですか? 破砕したプラスチックごみ。新たな製品のもととなる。 吉永:高齢者の買い物だったり、移動の支援をしたいと考えています。あとは日置市のウェブメディア「ひおきと」やインスタグラムを使って、日置市の魅力発信をしていきたいです。それを見て、日置市に興味を持ってくれる人や、遊びに来てくれる人が増えたら嬉しいですね。 岡田:市民の人もそうでない人も、日置市でみんな楽しく過ごせるような仕組みが作れたらいいですね。 吉永:岡田さんと私、やりたいことは違いますが、活動していく中で何か一緒にできたらいいですね。サキガケ日置市(移)民として日置市を盛り上げていきましょう! 岡田:そうですね、日置市で一緒に楽しく活動していきたいですね。これから、どうぞよろしくお願いします!
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こんにちは!地域おこし協力隊です令和3年4月から広報ひおきで連載してきたリレーコラム「こんにちは!地域おこし協力隊です」の「増刊号」として、3月27日にオンラインでの活動報告「こんにちは!地域おこし協力隊です 増刊号」を行いました。今回は、その感想と一部紹介をします。 日置市公式youtubeチャンネルで当日の様子を配信中です!※5月31日までの限定公開ですので、お見逃しなく! 山﨑将也戦国島津マネジメント軍師(よしとし軍議場) 初めての報告会、しかもオンラインという慣れない状況下で緊張しました。なかなか集まって会ができない中、試行錯誤をしてオンラインで開催し、協力隊とは?どんな活動しているのか?など知ってもらうきっかけになったと思います。参加していただいたかたがた、ご協力いただいたかたがた、本当にありがとうございました。 私には、よしとし軍議場を活動拠点とし、自治体、地域、軍師が一丸となって地域を盛り上げていくというミッションがあります。コロナ禍でなかなか身動きが取りづらい中でも、地域のかたがたの助けがあり活動を続けることができています。 任期は2023年8月までです。任期後のことも見据え、食とスポーツをテーマにして軍議場から日置市を盛り上げていきたいです。 伊藤明子日置市地域おこし協力隊(美山笑点) 本来なら毎年やるはずだった活動報告会。コロナ禍でオンライン開催となり、リアルに視聴者のみなさんのリアクションを感じられないことや、近くにいるのに届けられない人たちがたくさんいることに、はがゆさ、やるせなさもありましたが、申し込みリストの中には、大学の先輩や、新卒時や直近の会社での上司の名前を見つけることができ、オンラインでなければ見ていただけなかったかたがたともつながることができました。 2年9カ月という決して短くはない年月のことを振り返りながら、美山で私が歩んだ日々、変化した感情のことなど、お届けする機会をいただけたことはありがたかったです。 近くで、遠くで、応援してくれる方たちを思いながら、残りの任期も自分らしく駆け抜けていきたいと思っています。 卒隊時には、皆さんの前で報告会をさせていただきたいので、その時は聞きにいらしてください。1年毎の振り返りのページをご紹介させていただきます。 無邪気だった1年目、必死だった2年目、3年目は、美山の黒子として。 トークセッションから これまでの活動の中で特に印象深かったエピソードは? 山﨑:着任1カ月後に、いきなり鹿児島市から徳重神社まで甲冑を着て妙円寺詣りで歩いたこと! 伊藤:私も、20㎞歩きました!大変でした。(苦笑)でもコロナ禍前に地域行事に参加できてよかったと思っています。日置市の一員になるぞ!って気持ちになりましたから。 これからの季節に訪れたい!1時間で楽しめるおすすめスポットは? 伊藤:美山まち歩きマップ、美山のいっぴんチラシを見て、まち歩きを楽しんで。美山未来つなぎ隊の方々が整備された竹林ロードがおすすめです。 山﨑:まずはよしとし軍議場に来て甲冑を着てからスタート!吉利の武家屋敷・武家門を巡ったり、頑張れば竹林ロードにも行けるかも(笑) 2022年の目標は? 伊藤:美山の本を書き上げること! 山﨑:軍議場にもっとたくさんのお客さんに来ていただきたい!
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こんにちは!地域おこし協力隊です 第12回山﨑将也 リレーコラム第12回目の最後はよしとし軍議場から山﨑将也がお届けいたします。 今回はリレーコラムのラストということで「今年度の振り返り」について書きたいと思います。 今年度、軍議場では「旅する武将キャンペーン」と題したイベントをGWに開催しましたが、コロナの影響もあり、それ以降のイベント等は実施できませんでした。なかなか積極的に動くこともできない状況の中で何かできることを見つけることだったり、任期後のことを考えたりで、とても焦りもありました。 しかし、地域の方々から「コロナで大変だけど頑張れ!」、「何か手伝えることがあったら言ってね」など、声をかけていただいたことで、気持ちがすごく救われました。地域活動に呼んでいただくうちにたくさんの人とつながり縁が生まれ、その縁がまた縁を呼び、大きなつながりとなっているのをとても感じます。 自分はコロナをきっかけに移住を決め、地域おこし協力隊として、今活動しています。 なかなか前向きに考えるのは難しいかもしれませんが、コロナをきっかけに生まれた大切な出会いというのもあることを忘れずにいたいと思います。 残りの任期でやりたいことを書いておきます。前月のコラムで伊藤さんが言っていたように、自分1人ではできないことがたくさんです。 軍議場でコーヒー、軽食の提供(コミュニティカフェのような場所にする) 軍議場でのワークショップ計画 校庭を使い体を動かすイベントを計画 軍議場の中も外も使う夜のイベント(居酒屋?お祭り?的な) 実現できるように来年度もしっかり動いていきたいと思います! ご協力よろしくお願いします!!! ※地域おこし協力隊の活動状況は来年度も定期的にお届けする予定です。 ▼会議、打ち合わせなど にも使えます! ▼軍議場cafeに向けて準備中
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こんにちは!地域おこし協力隊です 第11回伊藤明子 拠点は「美山笑点」2019年7月より美山地区に配属 リレーコラム第11回は、美山から伊藤明子がお届けします。 今回は、「美山でやりたいこと」について書きたいと思います。 私の地域おこし協力隊の任期は、今年6月30日まで。残すところあと5ヶ月になりました。着任した当初は、3年という期間を中学や高校の3年間と重ね合わせて、それなりの年月だし成長せねば、結果を残さねば、と恐れおののいていたものでした。あの子たち、ピカピカの1年生だと思っていたらすっかり3年生なのね。あの学年が今度卒業?中学校の制服姿、まぶしいなあ。なんて、美山の子どもたちの3年間に、私自身鼓舞されてきたように思います。 市長からいただいた 委嘱状 「あっという間だねえ」「もう少し長くいられないの?」「ずっと居られればいいのに」 ありがたいような、お言葉をかけていただくことも増えました。でも協力隊は、最長3年、という期限があるから走り続けられるのかもしれません。美山で自分にできることを探り続けることに集中した月日。3年は、濃く長い時間でもありました。 地域おこし協力隊は、任期後もその町で暮らし、町の方々と繋がり続けられる関係を紡ぐための準備期間でもあると思っています。だからそのあとは、肩書きのとれた伊藤明子として、日置市で暮らし、活動していきたいです。 残りの任期と、その先で、私がやりたいことを書いておきます。 どれも一人じゃできないこと。だから言葉にして、皆さんに知ってもらいたい。 今ある美山の店のことを一冊の本にまとめる(これは協力隊のミッション) 美山クラフトウィークで「美山のいっぴん」を続ける 子どもさんでもわかるような美山の焼き物を学べるコーナーを作りたい 窯元さん自身と作品を紹介する展示場所を作りたい(亡くなった方も含めて) 日置市や鹿児島の旬の農産物を応援する(美山笑点市場) いろんな作り手さんと伴走し、描いている企画を実現させる 実現できるかどうかは、私の頑張りと周りの皆さんのご協力次第、です。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします! 美山の皆さんからプレゼント された着任祝(と、むぎ)
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こんにちは!地域おこし協力隊です 第10回山﨑将也 2020年9月より吉利地区に配属拠点は「よしとし軍議場」 リレーコラム第10回目は、よしとし軍議場から山﨑将也がお届けいたします。 今回は鹿児島に来て初めて知った行事について書きたいと思います。 それは七草祝いです。移住してくるまではまったくもって知らなかった行事でした。 全国で行われている七五三とは別に、1月7日に数え年で7歳になる男の子、女の子が神社にご祈祷に行き、その後お椀を持って知り合いや親戚を7軒回り、それぞれの家で七草粥をもらうという鹿児島では当たり前の行事だそうです。 初めて聞いたときは、正月から着慣れない晴れ着で長時間歩くのは子どもたちにとってはなかなかハードな行事だなぁと思いました。また、七五三を2回もするの?と困惑しましたが、その一方で、正月に晴れ着姿の子どもたちが歩き回るのは鹿児島だけの風物詩であり、とても素敵な風習だと感じました。 ほかにも、鹿児島は小学生から制服を着用するのが当たり前であること、灰が降ること、風向きによる降灰予報、鳥刺し、そして甲冑を普通に着る(笑)などなど鹿児島に来てから初めての経験ばかりです。 “地元のアタリマエ”が実は当たり前ではないことをヨソモノの目線から掘り起こし、鹿児島の良さ、日置市の良さをどんどん発信していければいいと思います。 まだまだコロナも油断できる状況ではありませんが、よしとし軍議場では甲冑体験のほか、VR体験も始めました!(詳細は広報ひおき12月号をご覧ください。)感染予防を万全にしてお待ちしております! VS島津義弘 体験料:200円(再挑戦100円) 場所:よしとし軍議場 体験可能日:月、金、土、日曜日 ※イベントなどにより軍議場で体験できない場合がありますので、事前にご確認ください。 ▲よしとし軍議場ホームページ
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こんにちは!地域おこし協力隊です 第9回伊藤明子拠点は「美山笑点」2019年7月より美山地区に配属 リレーコラム第7回は、美山から伊藤明子がお届けします。 今回は、「美山クラフトウィーク」をテーマに書きたいと思います。 10月30日(土)〜11月7日(日)の9日間、東市来町美山では「第2回美山クラフトウィーク」が開催されました。昨年のコロナ禍で「美山窯元祭り」は34年の歴史に幕を下ろし、窯元だけでなく、移住してきた工芸の方々、飲食店も一丸となって、「美山クラフトウィーク」=美山のものづくりを体感してもらう場、を立ち上げ、新たな一歩を踏み出しました。 私は昨年から、美山クラフトウィークの根幹となる企画【美山のいっぴん】を担当させていただいています。この企画に込めたのは、薩摩焼だけじゃない美山、工芸も、飲食店も、たくさんの作り手がいて、今の美山があるということ。すべての店を等しく紹介し、ひとりひとりにリスペクトを込めて、作家の名前を入れ、作り手を紹介したい、という私の願いでした。コロナ禍であろうと、ものづくりを続ける美山の作り手のかさを間近に見てきました。そして、誰一人として、それを特別なことだと思っていないことも知りました。私ができることは、今の美山をできるだけ多くの方に知ってもらうこと。と同時に、美山の店舗それぞれがそのことに気づくことではないかと思っています。 長く続けてきた窯元祭り。その成り立ちと、守り続けた町の人々の思い。そしてお客様からの期待に触れることは多く、そのたびに私は窯元祭りの偉大さを知りました。それでも、自分たちのできる形を模索しながら、今の時代にあった催し(祭りではなく)にシフトしていくことを選んだ美山の方々の決断は、非常に尊いものだと思います。コロナ禍でなければ、もっといろんなことができたと思います。たくさんの課題はありますが、きっとこれから、美山らしい秋の催しとして進化していくのだろうと思います。 このリーフレットは県外の方にも魅力を届けたいという視点で作成しています。