#特集
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新年のごあいさつ永山市長あいさつ 対話を通して、発展できるまちづくりを 新年あけましておめでとうございます。 市民の皆さまにおかれましては、希望に満ちた新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。 また、日頃から市政運営に対し、温かいご理解とご協力をいただいておりますことに深く感謝申し上げます。 昨年を振り返りますと、大きな災害もなく一年を過ごすことができました。 令和4年4月には、民間から戦略監2人をお迎えし、脱炭素ビジョンの策定や特産品などのブランディングのための施策に取り組んでいただいております。 また、子育て支援のために新設したこども未来課では、保育認定の運用の一部見直しや保育園などのオンライン入園申請を取り入れるなどの改善を行いました。引き続き、子育て世帯の負担を軽減できるよう職員一丸となって取り組んでまいります。 令和5年の力を入れる取り組みとしましては、対話を通して市政へのご意見や各自治会の自慢などを伺う「くさの根対話」を、順次開催いたします。対話で生まれるアイデアや可能性を今後の市政に生かし、年齢を問わず、皆さまが日置市での未来を考えられる環境づくりを大切にしていきたいと考えています。 また今年は、延期されていた「燃ゆる感動かごしま国体」が開催されます。本市では軟式野球とレスリング、デモンストレーションとしてソフトバレーボールが行われます。51年ぶりに鹿児島で開催される国体を、市一丸となって盛り上げていきましょう。 今なお続く新型コロナウイルス感染症については、引き続き気を緩めることなく、全職員で生活に必要なサポート体制を整えるとともに、「地域福祉」、「子育て支援」、「全世代の教育・学び」、「産業活性化」、「オール日置」、「景観・環境・防災」、「財政・行政運営」の推進について全力を注いでまいります。 結びに、市民の皆さまにとってこの一年が幸多き良い年となりますようお祈り申し上げます。 永山市長注目! 燃ゆる感動かごしま国体 毎年、都道府県が持ち回りで開催している国内最大のスポーツの祭典です。都道府県対抗で行う正式競技のほか、特別競技やデモンストレーション競技などがあります。大会スローガン「熱い鼓動 風は南から」のもと、日置市では「軟式野球」「レスリング」が行われます。 軟式野球の見所! 国体は、各県の予選大会を制し各ブロック大会を勝ち上がった32チームが、各県の名誉と勝利を目指して熱戦を繰り広げます。日置市では、伊集院総合運動公園野球場、東市来運動公園湯之元球場が会場になります。 鹿児島県軟式野球連盟理事長の四枝勉さんは「出場チームは、各県を代表する精鋭選手で編成されていますが、特に投手は高い能力を擁したチームが多く、試合は1点を争う熱戦となることが予想されます。また、出場チームは攻撃力・守備力・走力にも優れており、素晴らしいプレーを随所に見ることもできますが、その他監督の采配や駆け引きも勝敗を大きく左右することから、この点も見逃せない楽しみです。全国レベルの白熱した試合を見ることができますので、ぜひ会場においでください」と話します。 レスリングの見所! 各県の予選大会を勝ち上がった705人が参加し、吹上浜公園体育館で熱戦が繰り広げられます。 鹿児島県レスリング協会理事長の児島誠さんは「魅力は、何の道具も持たず、身体でぶつかり合い、技を掛け合うシンプルな競技であること。全身での攻防が魅力のフリースタイル、上半身のみの攻防が魅力のグレコローマンスタイルがあり、パワーとスピード、テクニックが激突し、選手が互いに技を使って相手を組み伏せ、両肩をマットに押しつけようと競い合います」と魅力を話します。
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令和3年度一般会計決算状況決算の内容 令和3年度の一般会計の決算規模は、歳入総額324億5,034万8千円、歳出総額310億9,603万9千円で、歳入歳出の差引額は、13億5,430万9千円となりました。このうち翌年度に繰り越すべき財源、1億5,016万6千円を除いた実質収支は、12億414万3千円の黒字となりました。 歳入 歳入の決算額は、324億5,034万8千円で、前年度と比較して55億6,265万7千円(14.6%)の減少となりました。 自主財源では、市税の増加やふるさと納税などに係る寄附金の増加した一方で、財政調整基金や土地開発基金などに係る繰入金が減少したことなどから、対前年度8億8,978万9千円(8.4%)減少の96億6,563万1千円となり、構成比では2.0ポイントの増加となりました。 一方、依存財源では、地方交付税が増加した一方で、国庫支出金や県支出金などが減少したことから、対前年度46億7,286万8千円(17.0%)減少の227億8,471万7千円となりました。 用語解説 自主財源 市税 市民税や固定資産税など市に納められた税金 分担金・負担金 保育所の保育料や公共事業によって利益を受ける方などから納められたお金 使用料・手数料 公営住宅の家賃や住民票などの発行のために納められたお金 寄附金 市への支援等のためにいただいたお金(寄附) 繰入金 基金や特別会計などから繰り入れられたお金 繰越金 前年度から繰り越されたお金 諸収入など 預金利子や公有財産の売払いなどによって納められたお金 依存財源 地方交付税 地方公共団体が一定の行政サービスを提供することができるよう一定の基準により国が交付したお金 国庫支出金 市が行う特定の事業に対して、国から交付されたお金 県支出金 市が行う特定の事業に対して、県から交付されたお金 市債 市が行う公共事業などの財源として、国などから借り入れたお金 令和2年度の決算内容はリンクよりご覧ください!
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一人で悩まないで。家庭や学校、地域などでの子ども虐待問題や女性への暴力が問題となっています。「どこに相談したらいいのか」「相談するのが怖い」などたくさんの悩みを抱え込んでる方も少なくありません。一人で悩まないでほしいのです。 オレンジリボンやパープルリボンは、皆さんが抱えている問題を一緒に解決するシンボルマークです! オレンジリボン運動を知っていますか? オレンジリボン運動は、子ども虐待をなくすことを呼びかける市民運動です。 毎年11月を「児童虐待防止推進月間」として、児童虐待防止のための広報・啓発活動などさまざまな取り組みを実施します。 「児童虐待防止推進月間」標語 ~令和4年度最優秀作品~ 「もしかして?」ためらわないで!189(いちはやく) どんなときに電話すればいいの? 身体的虐待 殴る、蹴る、叩く 激しく揺さぶる 性的虐待 子どもへの性行為 性行為を見せる ネグレクト 家に閉じ込める ひどく不潔にする 心理的虐待 言葉による脅し 子どもの前で家族に対して暴力をふるう 令和3年度相談件数 20万7,659件 警察など:10万3,104件(全体の49.7%) 近隣知人:2万8,075件(13.5%) 家族親戚1万7,344件(8.4%) 学校1万3,972件(6.7%) 記事のお問い合わせ先 本庁こども未来課子育て支援係 電話番号:099-201-3421
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日置市特産市を紹介します!新型コロナウイルス感染症の拡大により消費低迷や在庫滞留など大きな影響を受けている日置市の農畜水産業を応援するため、令和2年度から開催している「日置市特産市」。開催する6直売所の商品のうち、日置市で獲れた野菜や魚、肉のほか日置市で加工されたオリーブオイルや加工品、弁当、お菓子などがすべて30%割引となる企画です。 毎回大好評につき、今年は10月1日(土)から12 月29日(木)までの長期間開催。通常は販売されていない日置市産の最高級ランクの牛肉も各直売所1回ずつ販売します。(カレンダーを参照) また、日置市特産市に合わせ、「ぐるっとひおきスタンプラリー」も開催中。日置市の直売所や観光施設、温泉施設の合計35店舗の中から8店舗を巡ってスタンプをもらい応募すると対象店舗自慢の商品が80人に当たります。こちらも12月29日(木)までの開催です。 食欲の秋からご家族が集う冬へ、日置市の季節を楽しめる企画となっていますので、感染症予防には十分気をつけていただき、ご家族ご友人と一緒に日置市の直売所をぐるっと巡ってみませんか。きっと日置市の「おいしい」に出会えるはずです。 日置市特産市の対象商品はこのシールが目印! 特産市の対象店舗となっている6つの直売所。それぞれに商品が異なります。「特定の商品を目的に行ってもよし!」「ぶらりと立ち寄るのもよし!」楽しみ方は、人それぞれです。 各直売所の特徴をお伝えすべく、関係者の皆さんより店舗とおすすめの一品を紹介をしてもらいます! ぜひ、ご一読いただき、お好みの直売所にお越しください! 日置市特産市ネットワークLINE公式アカウント お友達になると各直売所のお得な情報をゲットできます! 日置市特産市ネットワークLINE公式アカウント
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地方創生の取り組み人口減少の克服に向けた地方創生の取り組みについて 本市では、人口減少の克服と地域活性化による地方創生を進め、将来にわたって活力ある地域社会を維持していくことを目指し、第2期として令和2年度から令和6年度まで「日置市まち・ひと・しごと創生総合戦略(以下「総合戦略」)」を実施しています。 この総合戦略では、人口減少対策としてさまざまな事業を展開し、日置市総合計画審議会において、実施された事業の総合的な評価・検証を行っています。 今回、総合計画審議会で評価・検証された令和3年度事業の一部について報告します。 過疎地域移住定住促進事業 過疎地域移住定住促進事業は、日置市外からの転入と定住を目的に、物件取得などした場合、一定の要件を満たす方に対し助成する事業です。令和3年度は利用者数が増加し、県外からの移住も増加しました。アンケート結果等により、コロナ渦における地方移住の機運の高まりが利用者増につながったものと考えられ、スローライフ、自然環境を活かしたPRを継続していきます。 移住促進アンケート集計 当該制度利用者の出身 日置市:35.52% 県内:49.18% 県外:14.75% 日置市移住の魅力(複数回答) スローライフ:67.80% 温泉:61.86% 環境景観:55.93% ゆかりの地:49.15% オリーブ産業プロジェクト 産業化を推進している「オリーブ」の収穫量、植栽本数について伸び悩んでいる現状があります。 日置市内における栽培面積の拡大や新商品開発、販路拡大などによるブランド化を推進しながら、今後は日置市外における植栽についても周知・取り組みを拡大し、収穫量の確保に努めます。 マタニティボックス配布事業 赤ちゃんの誕生を祝い、今後の健やかな成長を願うことを目的として、地元企業と連携し赤ちゃんのグッズなどが入ったマタニティボックスを配布することで、子育てしやすいまちづくりを目指す事業です。 マタニティボックスについてのアンケートにおいて、満足、やや満足とお答えいただいた方は94%でした。いただいたご意見を踏まえた商品の見直しなど行っていきます。 観光PR武将隊プロジェクト 観光PR武将隊プロジェクト事業においては、未だ終息の見えないコロナ禍による各種行事・イベントの中止、対外プロモーションが減少しました。令和3年度はコロナ禍における取り組みとして、WEBなどのリモートによるPR、メディア出演を実施しました。また、よしとし軍議場においてVRチャンバラアトラクションを導入するなど、新たな事業展開を図り、コロナ対策を講じながら、コロナ渦、コロナ後を見据えた取り組みを実施しています。 令和3年度事業実績 ひおきPR武将隊プロジェクト封筒印刷 よしとし軍議場広告掲載 VRチャンバラアトラクション「VS島津義弘」制作 ひおきPR武将隊プロモーション活動 ひおきPR武将隊ホームページ更新 コロナ過での取り組み 生ごみ回収事業 生ごみ回収事業は、年々参加する自治会および世帯が伸びてきており、市民の生ごみリサイクルに対する意識も高くなっています。しかし、参加世帯数の伸びが鈍化していることから、CQ₂削減効果などの見える化した数値により周知を行い、更なる市民意識の向上を図っていきます。 生ごみ回収 生ごみをミンチ化 熟成発酵 堆肥「よかんど」 令和3年実績 参加自治会数 135自治会:76%(全176自治会) 参加世帯数 13,973世帯:61.6%(全22,669世帯) 二酸化炭素排出抑制量 約358トン 生ごみ再資源化 1,027トン 二酸化炭素排出抑制報償費 404万円:自治会へ
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伊藤明子隊員の活躍を振り返ろう!伊藤さんが地域おこし協力隊に就任して3年が経ちました。さまざまな方とたくさんの取り組みをされました。伊藤さんと美山の仲間が作り上げた新しい歴史を振り返ります! こんなことに力を入れました! みんなに知ってもらいたい美山の日常 美山笑点を拠点に活動を続けてきた伊藤さん。薩摩焼の窯元をはじめ、さまざまな商いをしているお店が「点」在していることや美山笑点が、美山の観光や交流の拠「点」であることなど、たくさんの「点」が存在しており、この「点」と「点」をつなげる場所になって欲しいというのが美山笑点の名前の由来。その目標を達成すべく、伊藤さんが最も力を入れたことが「多くの方に美山の日常を知ってもらうこと」。美山で行われるイベント、美山の風景、みんなに伝えたいメッセージなど、美山笑点のSNSを利用して、日常の発信をし続けました。2019年7月に開設したインスタグラムでは、3年間で約770の投稿を行い、フォロワー数は約2000人となりました。 美山笑点前で看板犬むぎと一緒に ひと目でわかる美山マップ 美山は、420年以上前、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に連れ帰った陶工のかたがたによって始まった薩摩焼のまちです。窯元はもちろんギターや木工、ガラス工房、和小物など、ものづくりのまちとも言えます。そんな美山のまちを隅々まで楽しんでもらうために作成し更新を続けているのが「美山マップ」です。 美山に魅せられて新しく出店する方も多いことから、年に3回ほどのペース(GW前、秋の祭り前、新店舗オープンなどのタイミング)で更新されています。 お店の位置や営業時間、定休日に加え、近くの駐車場、トイレの場所まで記載されており、これ1つあれば美山のまちを散策できるものとなっています。 美山マップは、日置市観光案内所や美山陶遊館、美山内各店舗などで無料配布していますので、ぜひ活用されて、「美山散策」をお楽しみください。 美山マップを使って美山案内 更新を続ける美山マップ最新版 美山笑点市場 ものづくりのまち「美山」で長年ものづくりを続けてきているかたがたの頑なさが好きと話す伊藤さん。美山は、SNSなどがない時代からひたすらものを作る人たちの集まりであり、ものを作ることに全ての集中力を注ぐ。そんなかたがたの手伝いをどのような形でするか考えた時、「私には、ものづくりはできないが、宣伝ができる。できることを精一杯しなければ」と思ったそうです。 その1つとして始めたのが「美山笑点市場」でした。作り手を応援する場所をつくるという思いがつまった小さな直売店。 美山の方が手塩にかけて、育てた野菜や、ご縁のある農家さん、お魚屋さんに直接来ていただいて、お客さんとの会話も大事に販売をしています。 美山笑点市場は、現在も奇数週の土曜日に開催しています。 ぜひお越しいただき、市場でお買いものをした後に、まちの散策を楽しむなど美山を堪能してみてください! 新鮮な野菜を届けてくれた美山の方
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地域活性化と地方移住の切り札は「空き家」今年で6年目を迎える空き家バンク制度は、空き家を登録し、市のホームページで紹介するものです(図1参照)。これまでの1年間の平均が登録50件に対し、売却・賃貸の成約数が30件と高い水準で動いていました。しかし、令和3年度は登録59件に対し成約が58件と年平均の2倍近い成約となりました。これは、コロナ禍による都市住民の「地方移住」への関心の高さが影響していると感じています。空き家は活かせば「地域の財産」。空き家活用の取り組みをご紹介します。 地方への関心と空き家 令和3年度は空き家バンクの問い合わせが非常に多く、その多くは市外住民からのもので、個人居住や店舗、賃貸物件化を目的としたものです。まさに地方への移住やビジネスの足がかりのポイントが空き家なのだと感じています。 地方であれば空き家が多く、空き家を活用することが地域課題の解決にもつながる…そのような認識も多くの方々に広く定着しているのだと考えます。 活用の象徴「お試し住宅」 空き家を活用する際、多くの場合は、リフォームなどを想定しなければならず、活用するかしないかを決断するには、それなりに時間がかかります。その際に活躍するのが「お試し住宅」(図2参照)。市外、県外にお住まいの方々は、一定期間滞在し住居探しで空き家を吟味することは非常に大切。活用後のトラブルを回避するポイントでもあります。このように市外にお住まいの方々の滞在場所となるお試し住宅を昨年度末に4カ所オープンしました。このお試し住宅は全て空き家を活用したものですので、空き家活用の参考となるものでもあり、空き家の可能性を示す象徴的な存在であると考えます。お試し住宅は、それぞれに歴史が刻まれており、空き家は活用次第で地域の財産になることも示しています。その例となるお試し住宅をそれぞれ紹介します。 狐火ハウス 城山公園近くの狐火ハウス。 島津忠良・貴久による一宇治城(城山公園)攻めの際、城周辺に現れた狐火が攻め上がる方向を示し勝利に導いたという故事から「狐火ハウス」と命名。妙円寺詣りを守り続け、歴史を大切にしてきた伊集院地域だからこそ設定できる名称だと考えます。(図3参照) 運営団体のやっちゃろ会の創意工夫によるオープンイベントは広く注目を集めました。 赤いえんとつの家 古民家のある敷地内に併設されている日置瓦工場跡に赤レンガの煙突があり特徴的であるので「赤いえんとつの家」と命名しています。 日置瓦は、日吉地域を代表する伝統工芸品。運営団体のかごしま夢未来は、今年、工場跡のDIYリフォームイベントを計画しています。 黒川どんげぇ 幕末から明治にかけて活躍した吹上郷土史にも紹介されている黒川幸吉氏の屋敷。幸吉氏は戊辰戦争・西南戦争にて活躍し、伊作隊を率いた勇猛な武士です。維新後には西郷さんも度々訪れている築200年以上の屋敷。運営団体の伊作Goわっぜえ会は武家屋敷のある小牧自治会青壮年部を母体とした団体。小牧自治会のある伊作地区は戦国島津はじまりの地。本武家屋敷を活用し、歴史的魅力を発信することとしています。 みやまと。 みやまと…あなたと。みやまと共に何をしますか?という関係人口創出のメッセージがそのまま名称になっているお試し住宅。この物件、実は廃墟同然だったもので景観的にも問題となっていたもの。運営団体の美山未来つなぎ隊がDIYで仕上げたもので、その模様はWEBサイト「ひおきと」にシリーズ15回で掲載しています。 所有者や管理者の方々へ 市は、今後も空き家を求める市外の方々の動きは続くと考えています。お試し住宅の整備により、ゆっくり物件を探す環境も整えています。今こそ空き家が必要な方々につなぐ好機だと考えています。 空き家が活用に結びつかない理由は「家財道具」と「相続」。家財道具処分については、助成制度もあり、やる気になればすぐに対応できるケースもあります。しかし相続についてはどうしても簡単に解決できないこともあり、親族の話合いが必要なケースも多いです。 そこで、親族が集まることも多い「お盆」に合わせて空き家について話をしてみてはいかがでしょうか。市では、何かの気づきにつながればと市Youtubeチャンネルに空き家に関する指南動画「空き家TV」を用意しています。ぜひご覧いただきご検討ください。 空き家TV
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7月の選挙から投票所が変わります!日置市では、少子高齢化の進展、市職員数の減少や財政状況、期日前投票制度の定着など、選挙を取り巻く状況の変化に対応した選挙体制を維持するため、パブリックコメントでの意見を伺いながら計画の見直しを行い、現在の38投票所から8投票所へ再編することとしました。 見直し後の投票所については、下表のとおりです。また、投票機会を確保するため、①共通投票所の導入、②無料乗車券の配布、③移動期日前投票所の導入を行います。 ※○は、移動期日前投票所を設置する投票所です。旧投票所と異なる場所へ設置する場合がありますので、移動期日前投票所をご確認ください。
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後期高齢者医療制度をご存じですか?後期高齢者医療制度は、鹿児島県後期高齢者医療広域連合が保険者の役割を担い、日置市と役割を分担しながら運営している医療保険制度です。 令和4年度から、以下のとおり見直しが行われますので、ご留意ください。 医療費の窓口負担割合の見直しについて 見直しの趣旨 令和4年度以降、団塊の世代が75歳以上となり始め、医療費の増大が見込まれます。後期高齢者の医療費のうち窓口負担を除いて、約4割は現役世代の負担となっており、今後も拡大していく見通しとなっております。現役世代の負担を抑え、国民皆保険を未来につなぐために、令和4年10月1日から医療費の窓口負担割合が下記のとおり見直しが行われます。 同世帯に住民税課税所得が145万円以上の被保険者がいる方 R4.9.30までの窓口負担割合:3割 R4.10.1からの窓口負担割合:3割 同世帯に住民税課税所得額が28万円以上の被保険者がいる方で、次の1または2に該当する方。 同世帯に被保険者が1人の場合「年金収入※1+その他の合計所得金額※2」が200万円以上 同世帯に被保険者が2人以上の場合「年金収入※1+その他の合計所得金額※2」が320万円以上 R4.9.30までの窓口負担割合:1割 R4.10.1からの窓口負担割合:2割 上記以外の方 R4.9.30までの窓口負担割合:1割 R4.10.1からの窓口負担割合:1割 ※1「年金収入」には遺族年金や障害年金は含みません。※2「その他の合計所得金額」とは事業収入や給与収入などから必要経費などを差し引いた後の金額のことです。 2割負担となる方への配慮措置について 令和4年10月1日の施行後、3年間(令和7年9月診療分まで)は、2割負担となる方について、1カ月の外来医療の窓口負担割合の増加に伴う負担増加額を3,000円までに抑えます(入院の医療費は対象外)。また、配慮措置の適用で払い戻しとなる方は、事前に登録されている高額療養費の口座へ払い戻されます。なお、高額療養費の振込口座が登録されていない方には、令和4年9月下旬に広域連合から申請書を郵送する予定です。 例:1か月の医療費が50,000円の場合 窓口負担割合1割のとき(5,000円)【1】窓口負担割合2割のとき(10,000円)【2】負担増(5,000円)【3(【1】-【2】)】窓口負担増の上限(3,000円)【4】払い戻しなど(2,000円)※【3】-【4】 ※配慮措置:1カ月5,000円の負担増を3,000円までに抑えます。 保険証の交付について 例年、8月に保険証の更新を行っていますが、窓口負担割合の見直しが令和4年10月1日から実施されるため、次のとおり2回交付します。 1回目:令和4年9月30日が有効期限の保険証を、令和4年7月下旬に郵送。 2回目:令和5年7月31日が有効期限の保険証を、令和4年9月下旬に郵送。 令和4・5年度の保険料について 改定の趣旨 後期高齢者医療の保険料は、被保険者の皆さまの医療費の動向などを踏まえ、2年ごとに見直しをすることになっており、令和4・5年度の保険料を次のとおり改定することになりました。被保険者一人当たりの医療費は、年々増加しており、高齢化の進展とともに今後も増加することが見込まれています。保険料は、被保険者一人一人が安心して医療機関を受診するために必要なものです。ご理解くださいますようお願いします。 変更前(令和2・3年度) 均等割額:55,100円 所得割額:10.38% 年間負担限度額:64万円 変更後(令和4・5年度) 均等割額:56,900円 所得割額:10.88% 年間負担限度額:66万円 令和4年度の保険料の計算方法 被保険者個人ごとに、被保険者が等しく負担する「均等割額」と被保険者の前年所得に応じて負担する「所得割額」を合計した額になります。 均等割額56,900円 + 所得割額(前年の総所得金額等-基礎控除額)×10.88% = 年間保険料(限度額66万円) 所得が低い方への保険料の軽減措置について 世帯の所得状況に応じて下記のとおり均等割額が軽減されます。 同一世帯内の被保険者および世帯主の軽減判定対象所得金額の合計額(43万円※以下) 軽減後の均等割額 令和3年度:7割軽減 16,500円令和4年度:7割軽減 17,000円 同一世帯内の被保険者および世帯主の軽減判定対象所得金額の合計額(43万円※+28.5万円以下) 軽減後の均等割額 令和3年度:5割軽減 27,500円令和4年度:5割軽減 28,400円 同一世帯内の被保険者および世帯主の軽減判定対象所得金額の合計額(43万円※+52万円以下) 軽減後の均等割額 令和3年度:2割軽減 44,000円令和4年度:2割軽減 45,500円 ※給与所得者などの数が2人以上の場合は、【43万円+10万円×(給与所得者等の数-1)となります。】 被用者保険の被扶養者であった方に対する保険料の軽減措置について 後期高齢者医療の被保険者になる前日に被用者保険(協会けんぽ、健保組合、船員保険、共済組合など)の被用者保険であった方は、資格取得後2年を経過するまでの間に限り、均等割額が5割軽減されます。(所得割額は課されません。) ※国民健康保険、国民健康保険組合は対象となりません。※所得が低い方への軽減措置にも該当する場合、軽減割合の大きい方が優先されます。 令和4年度の保険料は7月に決定し通知書にてお知らせする予定です。 医療費通知の発送時期について 医療費通知は、受診情報の確認をしていただくことを目的に送付しており、医療費控除の申告手続きで使用することができます。令和4年度より、医療費通知の発送時期・回数が以下のとおり変更になりますので、あらかじめご了承ください。 第1回令和5年1月末発送(令和3年12月診療分~令和4年10月診療分) 第2回令和5年3月末発送(令和4年11月診療分~令和4年12月診療分) お問い合わせ先 本庁健康保険課後期高齢者医療係 電話:099-248-9421 東市来支所地域振興課健康保険係 電話:099-274-2113 日吉支所地域振興課健康保険係 電話:099-292-2113 吹上支所地域振興課健康保険係 電話:099-296-2113
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ひおきとプロジェクト始動!近年、耳にすることが多くなった「関係人口」という言葉。この関係人口とは「関心」があり「関与」する方を意味し、そのまちのファンとなり関わる市外住民のかたがたを言います。これには、移住を考えている方や応援したい方、出身者などさまざまな方が含まれており、この関係人口の創出と拡大、関係性の深化によっては、日置市発展に大きく寄与するものであると期待されています。 この施策のキーワードは「つながる」。つながりをつくり、つながりを深めることにより、ひおきを想うすべての人による「オール日置」のネットワークが強化されることになります。令和3年度市町村振興宝くじ助成事業を活用しスタートした関係人口創出事業「ひおきとプロジェクト」をご紹介します。 赤いえんとつの家、お披露目イベントの様子 ■コンセプトは「ゆるぅ〜く」 人が「つながりを持ちたい」と思うきっかけは、「なんか面白そう」「気軽につながれる」と感じることだと考えました。 そこで、「ゆるぅ〜くつながる」をコンセプトに、携わる運営者側の地元住民の皆さんも楽しみながら取り組める関係人口創出事業を設計。 「ひおきとプロジェクト」と名称を決定し、昨年10月21日にスタートしました。「ひおきと」とは、「ひおきとあなた」という本市との接点を連想させる言葉としており、ひおきと共に何をしたいですか?というメッセージでもあります。 黒川どんげえの様子 ■プロジェクト3本の柱 このプロジェクトは、次の3つの事業で構成されています。 ①WEBサイト「ひおきと」の開設②ひおきカメカメ団の設置(日置市公式ファンクラブ)③お試し住宅カメハウスの設置 この3つはつながり方の流れを作るもので、①で魅力を伝え、②でつながり、③でつながりを深めることを想定しています。 ①WEBサイト「ひおきと」の開設 日置市のありとあらゆる情報が頻繁に発信される「鮮度の高いサイト」を目指し、ライブドアブログ(LINE株式会社)が提供するローカルブロガープログラムを組み込んだWEBサイト「ひおきと」を完成させました。本サイトづくりは、協定企業LR株式会社と協働で取り組み、WEBライター育成からプロジェクトデザインまで、事務局の一旦を担っていただきました。WEBライターは、市職員・関係者の有志で構成し、鹿児島のローカルメディア「カゴシマニアックス」の全面協力のもと、研修会を重ね、記事投稿を積み上げています。(画像1) (画像1)WEBサイト「ひおきと」のホーム画面(ブログ) ■②ひおきカメカメ団の設置 「ゆるぅ〜いつながり」を模索・検討を重ねた結果、日置市の公式ファンクラブを設置しました。名称は「ひおきカメカメ団」。 本市の豊かな自然を象徴する「海カメ」と本市のさまざまな催事や事業に一枚噛んでほしい(カメ)」という想いを込めて命名。 登録のメリットは4つ お試し住宅の利用 メルマガの定期配信 登録手形の配布 カメカメ団限定イベント参加 (画像2)ひおきカメカメ団紹介ページ 今後、市民の皆さまの協力もいただきながら、さまざまなワクワクを準備し、関わりたいと思わせる「楽しい雰囲気」づくりを進めたいと考えます。 ひおきに関わることで人生が楽しくなる…。そんなプロジェクトを市全体で目指します。 ③お試し住宅カメハウスの設置 ひおきを好きになり、つながりを深めてもらうためのポイントは次の2つだと考えます。 ひおきを肌で感じる ひおきの人と交流する これを実現するため、地域住民運営によるお試し住宅「カメハウス」を4地域設置しました。それぞれが個性のある物件で、空き家を運営団体で整備。利用するためにはカメカメ団登録が必要で、WEBサイト「ひおきと」にて利用予約ができます。 運営団体との接点から始まるカメカメ団と市民の皆さまとの交流。「人の温かさ」も含め体感していただけると考えます。 お試し住宅は滞在する物件を貸し出す制度で、旅館のように食事提供やアメニティも決して充実している訳ではありませんが、現地で食材を調達し料理するなど、まさにお試しで生活ができる住宅となっています。 ■カメカメ団のPRにご協力を! プロジェクト始動から約5カ月たった令和4年3月、カメカメ団登録者は80人となり、今後さらに拡大したいと考えています。 ぜひ、市外に住む友人や知人、ご家族などにお声かけいただき、カメカメ団の登録推進にご協力ください。 なお、カメカメ団登録PRポスター(画像4)を作成しましたので、市内外問わずお店などに、掲示可能な箇所があればご紹介ください。事務局からポスターを送付させていただきます。 今後、カメカメ団を絡めた事業をいろいろと企画したいと考えますので、市民の皆さまのご理解ご協力をお願いします。 (画像4)ひおきカメカメ団登録㏚ポスター ひおきとホームページ
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新型コロナウイルス禍における「伴走型支援」 の取り組み新型コロナウイルス感染症の影響が年末年始には収まり、安心していた矢先、第6波のオミクロン株の爆発的な拡大により、不便な生活を強いられている市民の皆さんも多いのではないでしょうか。 格差や貧困が拡大する中で、これまでは、社会が抱えてきた困窮を経済的困窮」として捉え、現金給付や福祉サービスなどを現物給付で行う「問題解決型支援」により解決してきました。 社会の中で、企業や、地域、家族によって担われてきた「つながり」を持ち続けることが、非正規雇用などの不安定な雇用が増え、核家族化などによる家族が脆弱化する中で難しくなっています。加えてコロナ禍において、外出抑制や人流を抑えることで、「つながり」を持つことが難しくなり、それが「社会的孤立」を生み出し、引きこもりや孤独死など複雑で困難な問題を浮き彫りにしています。 「社会的孤立」の解消策として、弱ってしまった家族機能の回復を図っていくために、それを「家族の責任」とするのではなく、社会全体で家族機能を担い合う「家族機能の社会化」の仕組みづくりが大切になっています。この仕組みづくりとして「つながり」を持ち続け、寄り添い、いっしょに進んでいく「伴走型支援」が必要になっています。 日置市ではこの「伴走型支援」による「ひきこもり」の方やその家族の方々の支援について、特定非営利活動法人ルネスかごしまとともに取り組んでいます。 「つながり」を持ち続けることを目的とした支援が『伴走型支援』であり、その創り上げられる「ひとりにさせない地域共生社会」の実現に繋がっていくものです。 共生社会は、行政のみではなく、市民を含む地域とともに創り上げていくものです。現在、日置市社会福祉協議会において、『ひおきよりそい支援員養成講座』を開催しています。興味のある方は、ぜひおたずねください。
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特集1 令和四年成人式日置市伊集院文化会館で行われた令和4年日置市成人式。今年は、400人の新成人が集まりました。新成人の皆さん、またご家族の皆さん、ご成人、誠におめでとうございます。 私は自分の選択に責任を持ち、お世話になった全ての方に恥じないよう、さまざまなことにチャレンジしていきたいと思います。このコロナ禍で長い間会えなかった友人、同じ日置市の小学校、中学校を卒業した皆さまと共に成人を祝い、再会できたことをとても嬉しく思います。私は、小さい頃からの夢であった歯科衛生士を目指し、日々勉学に励んでいます。現在、一般歯科、小児、矯正歯科などの実際の臨床現場に立ち会い、教科書では学べない事、さまざまな患者さまの口腔内を見させていただき、改めて患者さま一人一人にあった指導、処置を正確に行うという難しさを実感しました。覚えることがたくさんあり、辛くて投げ出したくなることもあります。それでもめげずに前に進めるのは失敗しても励まし合い、支え合える仲間がたくさんいるからです。そんな仲間たちに巡り会えたことにとても感謝しています。私はこれからも、老若男女問わず誰からも愛され、優しさ、豊富な知識を合わせ持つ歯科衛生士になるという目標に向かって、積極的に様々な事を学んでいきたいと思います。(一部抜粋) これまでの人生を振り返り、今私が感じることは、今までに出会った多くの方への感謝の気持ちです。特に両親には今までたくさん迷惑をかけてきましたが、今この場に立てているのも、いつもそばでサポートしてくれた両親の存在があったからだと思います。私が、二十年間の中で学んだこと、そしてこれからも大切にしたいことが三つあります。 一つ目は、失敗を恐れず挑戦することです。これから社会に出れば、いろいろな選択を迫られる場面に出くわすと思います。その時は、自分を信じ、諦めずに挑戦する心をもって物事に取り組んで行きたいと思います。 二つ目は人との縁やつながりです。私は今までにたくさんの方と出会い、切磋琢磨し支えられてきました。これからもお互いを励まし合い高めあえる関係を続けて行きたいと考えます。 三つ目に当たり前のことに感謝するということです。日常の当たり前に感謝するとともに、周りにいる人をより一層大切にし、感謝の気持ちを伝えていこうと思います。(一部抜粋)
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特集1 新年のご挨拶親しみやすく、誇りある日置市を目指して 日置市長 永山由高 新年あけましておめでとうございます。 日頃から市政運営に対し、市民の皆さまの温かいご理解とご協力をいただいておりますことに深く感謝申し上げます。 昨年を振り返りますと、5月に日置市長に就任後、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に最優先で取り組んだ一年であり、ワクチンについても市民の皆様にお願いし、8割を超える方が2回の接種を終えました。 新型コロナウイルス感染症については、引き続き気を緩めることなく、全職員で連携を取り合いながら、対策を進めてまいります。 また、昨年は、8月の強い長雨による被害が市内で起こるなど、災害対応に追われた一年でもありました。 市民の皆様が今後とも災害から生命や身体、財産を守るためにも、日頃から災害時の迅速な行動や的確な判断の訓練などを行い、災害対策に万全を期してまいります。 明るい話題としましては、昨年12月、市の関係人口とのつながりをつむぐ「ひおきとプロジェクト」の一環で、地域住民が改修した空き家に、移住希望者が滞在できる「お試し住宅」事業を開始いたしました。 一人でも多くの移住者を確保するとともに、交流人口の拡大を図ってまいります。 今年の主な動きについて申し上げます。 農林水産業の振興については、今年は、本県で第12回全国和牛能力共進会が開催されます。この大会は、全国の優秀な和牛を5年に一度、一堂に集めて、改良の成果やその優秀性を競う大会であります。 市としましては、市内の畜産農家の様々な取り組みを支援するとともに、全国から多くの来場者が予想されることから、市の観光についても幅広くPRしてまいりたいと考えております。 また、今年3月には、全国オリーブサミットinひおきが開催されます。 本市の「オリーブ6次産業化」の取り組みを全国にPRする絶好の機会としてとらえ、多くの自治体と情報交換を行い、日置産オリーブの魅力を高めてまいります。 今年、(仮称)東市来ドームが完成いたします。スポーツを通して市内外から交流人口の拡大に取り組むとともに、災害時には、市民を守る防災拠点として活用してまいります。 また、江口蓬莱館ならびに城の下物産館を民間譲渡し、4月1日から民間事業者による運営が始まります。今後も、公共施設の民営化を進め、民間活力活用の推進を図ってまいります。 引き続き、私のマニフェストに掲げた、「コロナ対策」、「地域福祉」、「子育て支援」、「全世代の教育・学び」、「産業活性化」、「オール日置」、「景観・環境・防災」、「財政・行政運営」の推進について全力を注いでまいります。 結びに、これまで同様に、市民の皆さまの市政への一層のご理解とご協力を賜りますようお願いするとともに、この一年が幸多き良い年となりますようお祈り申し上げまして、新年のごあいさつといたします。 更なる一体感の醸成と、持続可能な日置市の未来に向けて 日置市議会議長 池満渉 新年あけましておめでとうございます。 市民の皆さまには、輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。 しかし、いまだに「コロナの影響が続いている」という方々もいらっしゃると思います。これまで政府のコロナ対応としての飲食や行動の制限などが繰り返される中、国民の皆さまの努力により感染者数は減少してきていますが、まだ暫くの警戒は必要です。 さて、昨年は日置市議会議員選挙があり「新たに20人」で、スタートしました。新市長の政策が市民のためになるよう議論・監視し、これからも「市民の代弁者」として、議会活動に精進して参ります。改めて、市議会に対するご理解とご協力に深く感謝申し上げます。 新型コロナウィルス感染拡大は、平時が当たり前でない事、災害などへ早めの準備の必要性を教えてくれました。そのような中で開催されました「東京オリンピック」は、大会の延期やコロナ感染症対策など困難を乗り越えた中で国民に感動を与えましたし、昨年2月の県下一周駅伝大会で49年ぶりに“日置チーム”が総合優勝できたことは、私たちの誇りであり同時に多くの市民に勇気を与えてくれました。 また昨年は、小中一貫教育の「日吉学園」が開校し、併せてタブレット端末や電子黒板などICTの活用で教育のデジタル化が進み、子どもたちの教育環境も格段に変わります。国においても循環型社会の実現に向けて、岸田政権が「地球資源を次世代に」と目標を掲げ、本市も「2050年脱炭素社会の実現を目指す」とする“ゼロカーボンシティ”を9月に表明し、その責任の一端を担うことになります。 今、コロナ禍を契機に「何が必要でどう活かし、何を効率化するか」を見極める時であり、人口が減少していく中で、全ての人が参画して、ふるさとの存続に、知恵を出さねばなりません。 そして、日置市全体の更なる一体感を醸成し、有効で効率的な振興策の推進に向け持続可能な日置市の未来に向けて、行政当局と一体となって議論し取り組んでいくことが議会の責務です。そのための、議員個々の能力を高める研さんも続けて参ります。 最後になりますが、市民の皆さまに信頼していただける議会を目指して、本年も議会一体となって活動の充実に邁進して参りますので、変わらぬご指導をお願いするとともに、令和4年が市民の皆さまにとって幸多い輝かしい1年でありますように心からご祈念申し上げまして、新年のご挨拶といたします。
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特集2 第3次行政改革日置市では、限られた財源等の経営資源の中で、今後も持続的に発展し、より効果的・効率性のある質の高い行政サービスの提供を目指し、平成28年3月に「第3次日置市行政改革大綱」を策定しました。 その大綱に基づく行政改革を計画的かつ効果的に推進するため、推進期間である平成28年度~令和2年度までの具体的な実施方法として、効果目標額を3億4,559万7千円とした33項目からなる行動計画(アクションプラン)を定め、行政改革を進めてきました。 今回「市行政改革推進委員会」において、この行動計画の各項目について5年間の取組実績を報告し、達成度を評価・検証しました。 この評価結果等を踏まえ、第4次日置市行政改革大綱の推進期間(令和3年度~7年度)におきましても引き続き「行政改革」を推進していきます。 行政改革大綱の基本的方策別の評価結果 ※各項目のアクションプランの取り組み内容および実績などの詳細は、市ホームページをご覧ください。 アクションプランに基づく5年間の行政改革効果額 4億2761万2千円(目標額を8201万5千円上回る実績となりました) 日置市ホームページ
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特集1 令和2年度一般会計決算状況歳出(目的別) 歳出の決算額は、366億9,322万1千円で、前年度と比較して、75億5,452万5千円(25.9%)の増加となりました。 その中で、目的別では、上のグラフのとおり、民生費が全体の23.2%で、歳出の中で最も大きい割合を占めています。民生費は、児童、高齢者および障がい者などの福祉に関する支出で、子どもから高齢者まで安心して暮らせるまちづくりの施策などに使われています。 次に、地域づくりや交通政策、移住定住の促進などに支出した総務費が全体の22.5%を占め、次に、健康増進事業や母子保健事業のほか、ごみやし尿処理などに支出した衛生費が全体の9.9%を占めています。 積立基金の現在高 積立基金の現在高は、令和2年度末で80億4,659万2千円となり、前年度と比較して、3億5,636万5千円増加しました。このうち、財政調整基金は、前年度と比較して、4億2,880万4千円減少の25億2,098万円、減債基金については、3億18万1千円増加の6億2,686万7千円、施設整備基金については、1億429万3千円減少の20億8,385万1千円となりました。 歳入 歳入の決算額は、380億1,300万5千円で、前年度と比較して73億3,909万5千円(23.9%)の増加となりました。 自主財源では、財政調整基金や地域づくり推進基金などに係る繰入金が減少した一方で、ふるさと納税などに係る寄附金の増加や財産収入が増加したことなどから、対前年度7億2,336万2千円(7.4%)増加の105億5,542万円となり、構成比では4.3ポイントの減少となりました。 一方、依存財源では、市債は減少した一方で、国庫支出金や県支出金が増加したことなどから、対前年度66億1,573万3千円(31.7%)増加の274億5,758万5千円となりました。 決算の内容 令和2年度の一般会計の決算規模は、歳入総額380億1,300万5千円、歳出総額366億9,322万1千円で、歳入歳出の差引額は、13億1,978万4千円となりました。このうち翌年度に繰り越すべき財源、4億5,118万2千円を除いた実質収支は、8億6,860万2千円の黒字となりました。