#International Hioki
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International Hiokiタッ・クナル・マカ・タッ・チンタはじめまして、ユザです! サラム・ペルケナラン(はじめまして)!! 8月7日に7代目マレーシア国際交流員として着任しましたユザイリ・ビン・アブドゥル・ラヒームです。これから日置市の方たちと、たくさん交流できることがとても楽しみでわくわくしています!僕のことは「ユザ」と呼んでくださいね! マレーシアでは「初めまして」の挨拶の前に「タッ・クナル・マカ・タッ・チンタ」と言います。これは「私のことを知ってください!」という意味です。日置市の皆さんと仲良くできるよう、僕のことを知ってもらうために、自己紹介をしたいと思います。 僕は、マレーシア半島北部のケダー州出身で、6人兄弟の末っ子です。スポーツが大好きな41歳です。日本の優れた機械工学を勉強するために、2002年に山梨大学に留学してきました。大学の修士課程まで勉強し、一度兵庫県の姫路で就職したのですが、また山梨大学に戻り博士課程まで勉強しました。帰国後はマレーシアの大学で大学教員として勤めていましたが、13年間も日本で暮らしてきた僕は、日本人の優しさ、日本文化、豊富な料理、自然など日本という国のすべてが大好きになって、いつかまた日本に戻りたいと思い続けていました。 辞令交付式の様子 富士山をバックに家族と そんな時に、日置市の国際交流員の募集を見つけ「これだ!」と、すぐに応募し、念願かなって日置市へ来ることができました。 僕には、マレーシアに妻と子 どもたちがいて、今は日置市の吹上町に単身赴任で生活しています。来年の3月には、家族も来日して一緒に日置市に住む予定で、家族は初めての日本での生活になります。「慣れてなんぼ」という言葉があるように、早く日本の生活に慣れたいと思いますので、皆さん温かく見守ってください! 町でみかけたら、いつでも声をかけてくださいね! それでは、ジュンパ・ラギ(また会いましょう)!
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International Hioki韓国人のお酒「ッソジュ」 アンニョンハセヨ!日置市国際交流員のアルムです。暑い夏は冷たいビールが飲みたくなりますね。今回は韓国のお酒についてお話しようと思います。 皆さんは韓国のお酒といえば何を思い出しますか?マッコリではないでしょうか?確かにマッコリも韓国を代表するお酒ですが、韓国人からしてみると、韓国で一番親しまれるお酒は断然「ッソジュ」ではないかと思います。 発音が難しそうなこのお酒、韓ドラでよく見る緑色のビンが「ッソジュ」です。この「ッソジュ」、どうして韓国人に親しまれるお酒になったと思いますか? それは、とっても安いからです!もともと「ッソジュ」はお米の蒸留酒でしたが、1965年から1990年まで韓国政府はお米でお酒を作ることを禁止しました。それにより、お米の代わりに芋やキャッサバなどで作った酒精を水に薄めた現在の「ッソジュ」が誕生します。味は格段に落ちましたが、安い原料を使ったため値段は安くなりました。しかも韓国ではお酒に課せられる税金が「従価税」なので、安い「ッソジュ」には税金もさほど課せられませんでした。価格面でなおさら競争力をつけた「ッソジュ」は庶民の間でもっとも親しまれるお酒になりました。 しかし、1976 年に韓国政府は『お酒を販売するものはその地域で作られた「ッソジュ」を一定の割合で販売しないといけない』という内容の法律を発表します(1996 年に廃止される)。その目的は大手企業の独占を防ぐためでしたが、その結果、「チャミスル」などの地域を代表する「ッソジュ」が誕生しました! 最後に韓国人としてひとこと言わせてください。「ッソジュ」は決して美味しいお酒ではありません…そのため、ビールに割って飲む通称「ッソメク」(ッソジュとビール(=メクチュ)を合わせた造語)が人気があります。韓国の「ッソジュ」を飲んでみたい方はぜひ、ビールも頼んで7(ビール):3(ッソジュ)の割合で楽しんでくださいね。 それでは今夜は韓国「ッソジュ」でコンペー(=乾杯)!!
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International Hioki夏の風物詩、スイカ花菜(ファチェ) アンニョンハセヨ!韓国出身国際交流員のアルムです。蒸し暑さで食欲がなくなる夏、私はこの季節になると、想像するだけで涼しくなる、ある食べ物を無性に食べたくなります。 その名は「スイカ花菜(ファチェ)」。適当な大きさに切ったスイカにサイダーと氷を加えただけのシンプルなレシピですが、味はそれ以上にとっても美味しいです! もともと花菜(ファチェ)というのは、はちみつや砂糖を入れた五味子(ごみし)の汁に果物や食用花を加えた韓国の伝統飲み物でしたが(五味子:甘い、苦い、酸っぱい、辛い、しょっぱいの5つの味を出す果実)、現在の「花菜」はさらに美味しく進化し、冷えたサイダーにスイカを入れて食べる夏のデザートに変わりました。日本のフルーツポンチに似てますね!果物なら何でも使っていいですが、「花菜」をよく食べる季節が夏なので、夏の果物・スイカが定番になりました。この「スイカ花菜」が韓国の夏の風物詩です。 暑い夏に、お母さんが大量に作ってくれた「スイカ花菜」を、冷蔵庫から少しずつ出して食べるという思い出は、韓国人なら誰もが共感できる、懐かしい思い出のひとつです。 子供のころ、お母さんが「スイカ花菜」を作り冷蔵庫に入れて外出すると、それを早く食べたくて食べたくて、姉と2人で冷蔵庫の周りをうろうろしていました。 そんな思い出のこもった「スイカ花菜」のレシピをこちらに紹介します!! スイカ花菜(ファチェ) 材料:スイカ、フルーツ缶詰、サイダー、牛乳、氷、砂糖(好み) スイカは食べやすい大きさに切ってボールに入れる。 ボールに冷やした牛乳とサイダー(割合はサイダーが1、牛乳が2)、フルーツ缶詰を入れる。 味見をして甘さが足りない場合は砂糖を好みで加える。 食べる分だけ皿に移し、氷を加えると完成。 分量を正確に量らなくても失敗しないのが花菜の魅力なので、家にある果物を使って、この夏の暑さを乗り切りましょう! ファイティン!(ファイトの意味です)
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International Hioki5月は「家庭の月」南原市にお出かけしませんか? アンニョンハセヨ!韓国から来た国際交流員のアルムです!韓国では5月を「家庭の月」といいます。子供の日(5月5日)・親の日(5月8日)・夫婦の日(5月21日)など、家族にまつわる記念日が多いためです。子供の日は日本と同じく5月5日で祝日ですが、親の日、夫婦の日は残念ながら祝日ではありません。祝日は子供の日だけですが、「家庭の月」と名付けられているだけあって、家族でお出かけすることが多くなる5月です。 5月は全国各地でさまざまなイベントや祭りが開かれます。今日は日置市が友好関係を結んでいる韓国の南原(ナモン)市で行われる「春香祭(チュニャンジェ)」を紹介します。 今年で第93回目を迎える春香祭は、「春香伝」という韓国人なら誰もが知っている南原市を舞台とする古い恋物語をテーマにしたお祭りです。毎年陰暦(旧暦)4月8日を含めて4日間開かれます。ちなみに今年は5月25日から30日まで開催されます。お祭りでは、朝鮮時代の飲み屋風夜市やさまざまな公演・体験イベントがあり、韓国中からたくさんの人が訪れます。中でも盛り上がるのが、地元の高校生や市民らが春香伝の主人公「春香(チュニャン)」と「夢龍(モンリョン)」を演じるパレードです!男女共学の場合、男子と女子でそれぞれ夢龍(男)、春香(女)役を演じますが、男子校の場合、男子生徒が口紅をつけて春香役もします。それがまた春香祭のかなりの見どころです。 そして「春香祭」と言えば「春香選抜大会」が欠かせません。いわゆるミス・コンテストです。ジェンダーに関する意識の向上とともに近年韓国ではミスコンを廃止していく動きがありますが、春香選抜大会だけはミスコリアを除いて一番権威のあるミスコンとして人々の関心が絶えない大会です。 ここで重大発表です!実は今年は私も春香祭の期間中に南原市を訪問します。春香祭の様子を国際交流員のインスタグラムにて配信していきますので、興味のある方は次のリンク先をチェックしてくださいね! リンク先⇒hellohioki(日置市国際交流員Instagram) チャル タニョオルケヨ~(行ってきます~)
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International Hioki2023年は5,200万人の韓国人が若返る年だと? アンニョーン!国際交流員のアルムです。皆さん、若返りたいって思うことありますか? なんと今年韓国では、国の方針で全国民が若返ることができるんです! 韓国では、誕生日ではなく1月!日になると全国民が一斉に歳を取る「数え年」を使って年齢を数えています。日本でも「数え年」を使うことがあると思いますが、皆さんは、誕生日で年を数えますよね。誕生日で年を数えた年齢を「満年齢」といいますが、韓国人は「数え年」で年齢を数えるので、12月31日に生まれた人は、12月31日で1歳、そして次の日の1月1日で2歳になります。例えば、韓国だと2000年9月生まれの人は2022年の1月1日で23歳になりますが、「満年齢」だと9月生まれなので2022年1月1日は21歳です。 近年この「数え年」に対しては、さまざまな問題の声が上がっています。 実は「数え年」は非公式扱いなので、履歴書や公的な文書には「満年齢」で書くので、法律などで表記される年齢とは違います。また、「数え年」「満年齢」の他に韓国独自の「年年齢」という数え方もあります。「年年齢」は、兵役法や青少年保護法に適用される年齢で、生まれた日は0歳ですが、1月1日に年をとる数え方です。このように韓国では、3つの数え方があるため、混乱が絶えません。最近だと「A社のコロナワクチンは30歳未満には勧告しない」との政府の発表がありましたが、その30歳という年齢は3つの数え方の何を基準にするのかで混乱が起きました。 このような混乱を防ぐため、世界基準である「満年齢」に合わせる必要性が浮上し、去年の12月、法的・社会的年齢を「満年齢」に統一する民法改正が行われました。今年の6月28日から施行されるので、韓国人が1歳またはラッキーな人は2歳も若返るのです! もちろん実際若返るわけではないですが、フレッシュな気持ちになりますね!私も6月からちょっとだけ若返ります!ヤホー(韓国では「やった」の意味です)
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International Hiokiスダ・マカン?ごはん食べた? スラマッタフンバル(明けましておめでとうございます)! マレーシアの国際交流員のアイダです。寒くなってきましたね。寒くなると1年中暖かいマレーシアが恋しくなります。 実は、今年の秋、はじめて「食欲の秋」という言葉を知りました!確かに、ごはんと野菜などがとてもおいしい時期だなと感じました。しかし、マレーシアでは「食欲の秋」ではなく「1年中の食欲」です(笑)。ということで、マレーシアの食文化を紹介したいと思います! マレーシア人は食べることが大好きで、平均、1日5回も食べています!朝ごはん、昼ごはん、3時のおやつ、晩ごはん、そして遅めの夕食(夜10時以降)に食事をします。また、食べることが大好きすぎて、知り合いなどに会った時に、「スダ・マカン?」(ごはんを食べましたか?)と挨拶します。まだと返事したら、食事に連れて行かれます! マレーシアは「グルメ天国」とも言われています。マレーシアは、マレー系・中華系・インド系と様々な民族が住む多民族国家です。そのため、料理も多種多様で、マレー系の料理だけではなく、中華系料理やインド料理、そして、マレー系と中華系の融合させた料理(ニョニャ料理)など、いろいろな民族の料理が食べられます。なかでも、私のおすすめする料理は「ナシ・レマック」!「ナシ・レマック」は、お皿ではなく、バナナの葉っぱの上に、ココナツミルクで炊いたご飯、辛い干しエビソース(サンバル)とアンチョビー、ピーナツ、ゆで卵がのせてある、マレーシアの定番の朝ごはんです! マレーシアでは、いろいろな国のグルメを食べることができるので、ぜひ、マレーシアへグルメ旅に行ってみてください!マレーシアに行ったら、「ナシ・レマック」食べてみてくださいね~!それでは、ジョムマカン!(一緒に食事に行きましょう!) マレーシア人は手でご飯を食べます! ナシレマック-マレーシアの定番朝ごはん
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International Hioki韓国人とサムギョプサル アンニョーン!国際交流員のアルムです。皆さんはお肉好きですか?韓国人もお肉が大好きで、韓国料理はお肉を使った料理がとても多いです。今回は韓国のお肉料理の一つである「サムギョプサル」について紹介したいと思います。 2021年OECD調査結果によると、一人当たり豚肉消費量が一番多い国は韓国だそうです。実際韓国で消費されるお肉の約5割が豚肉です。 韓国人は豚肉の中でも特に「サムギョプサル」が大好きです。外食メニュー人気ナンバーワンはもちろん、3月3日を「サム(サム=3)ギョプサルデー」にし、皆で楽しみます。繁華街に行くとサムギョプサルだけを専門的に販売する焼肉屋さんが立ち並びます。 サムギョプサル 実は「サムギョプサル」というのは「豚バラ肉」という意味です。「サムギョプサル」は豚バラ肉の料理の中でよく食べられているので、お肉の名前が料理の名前になりました。 では、韓国人はいつから「サムギョプサル」を楽しむようになったのでしょうか? 1970年代、豚肉の輸出が始まります。当時、ロースやヒレなどはとんかつ用として需要が高かったため日本に輸出され、豚バラや豚足などが安く韓国の市場に出回るようになりました。そのため、韓国での豚バラの消費量は必然的に上がったのです。その後1980年代、カセットコンロの普及に伴い、家庭内でも「サムギョプサル」を気軽に焼いて食べられるようになりました。脂が多いため、焼くというより、「サムギョプサル」から出た脂に揚げるような調理法で、カリッとした食感と弾力のある歯ごたえに韓国人は魅了されました。 韓国人に愛された「サムギョプサル」は、進化をし続け、現在では様々な食べ方でサムギョプサルを楽しめます。私の一番好きな食べ方は「チョッカル」という塩辛をのせて食べることです。「サムギョプサル」は脂が多い部位なので、塩辛のピリ辛さがサムギョプサルとの相性抜群です!「サムギョプサル」が好きな方はぜひ試してみてくださいね。マシッソヨー! チョッカル
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International Hiokiマレーシアの結婚式はお祭り? スラマップタン(こんにちは))! マレーシアの国際交流員のアイダです。皆さんはどのような夏を過ごされましたか?マレーシアは1年中夏なので「夏休み」はありませんが、マレーシアの学校では3カ月毎に長い休みがあります。3月が3週間、6月が1週間、9月が10日間、12月は1か月間もあるんです。その年によって日にちは変わりますが、毎年カレンダーにも掲載されていて、学校の休みに合わせて大人も休みをとるので、休みの時には結婚式を挙げる人も多かったり、家族で海外旅行に行ったりします。 マレーシアで夏休みといえば結婚式に参加するイメージがあります。そこで、今日はマレーシアの結婚式について紹介したいと思います! マレーシアの結婚式は日本と違い、お祝儀もそんなにかからないので気軽に参加できます。マレーシアの9月は結婚式シーズンなので、ほぼ毎日結婚式に参加する時もあります!そんなに誘われるの?と疑問を持つかもしれませんが、マレーシアでは一般的に1,000人以上結婚式に招待します。親戚だけではなくて、花嫁・花婿の知り合いであれば招待されます!しかも、マレーシアでは2回(花嫁側と花婿側)結婚式を挙げるので、2回とも呼ばれる時もあります(笑)。 結婚式の時間は3〜4時間かかりますが、時間内であれば好きなタイミングで参加して、食事を済ませてから帰っても大丈夫です!席も決まっておらず、ご飯もバイキングなので、好きなものを食べ、気軽に参加できるのがマレーシアの結婚式です。お祭りのように楽しめます!ご祝儀も特に決まっていないので、いくらあげても大丈夫ですよ~ 結婚式の様子 結婚式から帰る時は必ずお土産をもらえますが、マレーシアでは、なんと、ゆで卵のお花(ブンガテロ―)が結婚式の定番のお土産です!詳しく知りたい人は、ぜひ、マレーシアの結婚式を検索してみてくださいね♪それでは、ジュンパ・ラギ♪(また会いましょう) ブンガテロ―
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International Hiokiイム アルムさん出身地:韓国 韓国はキム王国!?! アンニョンハセヨ〜!日置市に住んで半年以上がたちました。最近の私のマイブームは、日本の変わった名字を見つけることです!そこで、まず韓国の名前について紹介したいと思います。 韓国には約290種類の名字があります。何十万個も名字の種類がある日本と比べると、とても少ないですね。韓国の名字ランキング上位3位までの名字は、キム(金)、イ(李)、パク(朴)ですが、この3つの名字だけで人口の4割を占め、「キムさん」はなんと1000万人以上います。ちなみに韓国の人口が約5200万人なので、名字が思い出せない人がいる時は「キムさん」と呼べば2割の確率で当たります!たすかりますね。 韓国人の名字にはいくつか特徴があります。 現在はハングルが主流ですが、昔は韓国も「漢字」を使う国でした。そのため、昔から受け継がれてきた名字は必ず漢字表記があります。ですが、今は名字もハングルでみんな書きます。名前の部分は漢字表記がある人と、ハングル表記しかない人がいます。私の名前は「林(イム)アルム」ですが、アルムは漢字では書けない「ハングル」表記の名前なので、日本語で書くときは名前だけカタカナで書いています。 もう一つの特徴は一文字の名字がほとんどだということ。二文字の名字は13種類しかなく、初めて2文字の名字の人に会ったときは、つい名字の2番目の字を名前にくっつけて呼んでしまう失敗もしました。 最後に韓国で一番珍しい名字を皆さんに紹介します。「汁」と書いて「チュプ」という名字です。韓国でも数名しかいない名字ですが、面白いことにこの名字の由来は「辻」という日本の名字です。日本人のお父さん(辻さん)と韓国人のお母さんの間で生まれた辻さんは1954年韓国に帰化する際に、当時「辻」という漢字が韓国にはなかったため、形が似ている「汁」を使い、その漢字の韓国式読みの「チュプ」さんと呼ぶようになったそうです。 日本にもたくさんの珍しい名字があるので、珍しい名字をお持ちのかた、是非声をかけてくださいね! ヨロブン、トマンナヨ〜(みなさん、また会いましょう!)
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International Hiokiアイダ ヌル アリザ ビンティ アリフディンさん出身地:マレーシア ラマダンって1カ月も断食する? スラマップタン(こんにちは)!マレーシアの国際交流員のアイダです。皆さんは今年の春をいかがお過ごしですか。私は日本の春の暖かさや花見など、マレーシアにはない「春」が大好きです。そんな今年の春は4月1日から、1カ月間断食を行う「ラマダン」というイスラムの行事がありました。そこで、日置市の皆さんに「ラマダン」について紹介したいと思います! 「ラマダン」とはイスラム教の「五行」と呼ばれる5つの義務の一つであり、「断食」を行う月のことです。ラマダンの時期は1カ月間断食を行います。「断食」というと何も食べないのかと思われますが、日の出から日没までの期間だけ飲食が禁止されており、日の出前や日没後は、ちゃんと飲食しています。ただ、日の出から日没までは、食べ物だけではなく水も飲んではいけません。これだけ聞くと「えっ?大変そうじゃん!」とよく言われますが、実はマレーシア人は毎年楽しみにしている月で、マレーシア中がお祭り状態になります!この時期だけは、日没後の食事用に、毎日どこの地域でも「バザール」と呼ばれる屋台がたくさん並びます。「バザール」ではいろいろなご飯やデザートがズラッと並んでいて、どれにするかを考えるだけでみんなワクワクします! ラマダンバザールの様子 また、ラマダンの時期はほとんどの会社で残業がなく、いつもより1時間早く帰ることができます。断食の決まりは、家族全員で一緒に断食明けの夕食を食べたり、みんなで一緒にお祈りをしたりすることなので、家族の絆も深まる時期になります。今年の「ラマダン」はマレーシアの家族と一緒に過ごせなくて寂しかったですが、日置市の美味しい野菜と海鮮で断食明けができてとても楽しかったです!それでは、ジュン パ・ラギ♪(また会いましょう) マレーシア料理屋台の様子
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International Hiokiアイダ ヌル アリザ ビンティ アリフディンさん 出身地 マレーシア サラム・ペルケナラン(はじめまして)!昨年11月に新しく着任しました国際交流員のアイダ ヌル アリザ ビンティ アリフディンです。名前が大変長いので、「アイダ」と呼んでください!私はマレーシアの首都、クアラルンプールから来ました。私のことを知ってもらいたいので、私の出身地について紹介したいと思います。 マレーシアはよく自然が多く海がきれいな国と言われますが、首都のクアラルンプールは高層ビルが立ち並び、モノレールや地下鉄などの交通インフラも整っている東南アジアの数少ない近代都市です。クアラルンプールでは世界一高いツインタワー「クアラルンプールツインタワー(KLCC)」(※KLはクアラルンプールの略称)と世界で7番目に高いタワー「クアラルンプールタワー」が街の中心にあります。マレーシア、特にクアラルンプールは地震がないので、多くの高層ビルが次々と建てられています。 クアラルンプールの特徴の一つですが、ショッピングモールがたくさんあります!市内だけで20個以上のモールがあって、私の実家の近くにも7つのモールがあり、まさにショッピング天国です(笑)。日置市の皆さんもマレーシア旅行に行くときは、ぜひクアラルンプールで観光とお買い物を楽しんでくださいね。 私は今、吹上に住んでいます。最初はびっくりしましたが、クアラルンプールと違って静かで人の温かさを感じます!これから日置市のみなさんと交流できることを楽しみにしています。私をみかけたら、いつでも声をかけてくださいね!それでは、ジュンパ・ラギ〜(また会いましょう) クアラルンプールツインタワーとクアラルンプールの街並み
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International Hiokiイム・アルムさん 出身地 韓国 10月に着任しました国際交流員のイム・アルムです。私は韓国から来ました。国際交流員として頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。これから韓国の情報通として色々な韓国あるある情報をお伝えしていきたいと思います。今回は初めてということで、私のことを皆さんに知ってもらうために私の故郷を紹介します。 私は韓国の真ん中より少し下にある慶尚北道(キョンサンブクド)金泉(キムチョン)市で育ちました。金泉市は人口14万人の都市で、忠清道(チュンチョンド)と全羅道(ジョンラド)に接していて、昔から交通の要地として知られています。ちなみに「道」というのは日本の「県」のことです。 金泉市はブドウとすももが有名な地域で、その生産量は韓国1位を誇り、秋になるとブドウ祭りが行われます。私は大学から故郷を離れることになりましたが、夏になるとスーパーに並ぶ金泉ブドウを見ながら故郷のことを思い出していました。金泉市で一番お気に入りスポットは韓国最古の寺院の一つとされる直指寺(チクチ・サ)です。 直指寺は韓国仏教の最大勢力宗派である曹渓宗(大韓仏教曹渓宗)の第8教区本寺ですが、地元の人たちからは散歩スポットとして愛されています。寺からすぐのところに直指(チクチ)文化公園があり、噴水ショーや五重の塔のライトアップが楽しめる素敵な場所です。 日置市は私の故郷の金泉市に似ていて、とても親近感を持ちました。これから国際交流員として日置市の皆さんと交流していくことを楽しみにしています。町で私を見かけたらぜひ声をかけてくださいね! 五重塔のライトアップ(直指文化公園)